SoundHorizonCafe レポート



2011年11月29日。

 表題の通り、Sound Horizon Caféへ友人の蒟蒻☆星人と共に行って参りました。
 Twitterにて「オサレカフェに野郎一人で行くのは辛いので、誰か一緒に行きませんか」と呟いたところ、即喰い付いてくれたのが彼。
 同行者が増えたのは純粋に喜ばしい事ですが、野郎一人が野郎二人になったところで、状況は何も変わらぬと思うのは僕だけでしょうかね。


 東京は六本木。
 直前に印刷した地図を案の定忘れ、スマートフォンのgoogleマップに助けられつつ、数年前には数々のスキャンダルを生みだした六本木ヒルズを横目に、会場であるテレビ朝日内umuへ。余談ながら、かつてヒルズの主と謳われたホリエモンは、収監されて15kgほど痩せたそうですよ。


 さて、まず入場して驚いたのが、店員がドイツ語を喋っている事!
 と言っても常にドイツ語を喋っているわけではなく、「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」に相当する部分のみだったのですが、発音がかなり流暢で驚き。ライブの時もそうなのですが、SoundHorizonのこういう所の徹底具合は素晴らしい。


 注文したメニュー


井戸クーヒェン(左上)、光と闇の童話(右上)、ゲルマンハムの4種盛合わせ(右下)、ドイツ赤ワイン(左下)


ドイツビール(左)、ローザヴァイスケーキ(上)、ドイツ白ワイン(右)、ゲルマンピクルスの盛合わせ(下)


ローザマシュマロ


暁光の唄(左)、宵闇の唄(右)


 基本的に写真の下部が砂由紀が注文した物、上部が蒟蒻☆星人が注文した物です。
 Caféのメニュー的にはカクテルとデザートを推していますし、各ストーリーをモチーフにしたデザート・カクテルの数々は是非味わってみたいものではありましたが、実はワタクシ甘味が苦手。甘味担当は蒟蒻☆星人に任せ、Revoさんチョイスの料理を楽しむ事にしました。(勿論、一通りは味わいましたが)

 が、しかし。僕が注文したワイン2種類、これが非常に甘い!
 Dornröschen(眠り姫)という銘柄との事ですが、僕は生まれてこの方ここまで甘いワインを飲んだことがありません。確かに美味しいワインではありましたし、世界観的にマッチした名前ではありますが、それより更に甘いであろうデザートワインを頼む勇気は、流石にありませんでした。

 デザート各種は美味しかったですが、特筆すべき事は特に無し。
 ただ、ローザマシュマロは非常に強く薔薇の香りが練りこまれており、曲の雰囲気を上手く表現していると感じました。

 そしてカクテル各種。
 光と闇の童話がすみれリキュールとジンジャーエール、宵闇の唄がブルーキュラソーとバナナリキュール、暁光の唄がココナッツシロップとジンジャーエールのカクテルとの事。
 写真を見て分かるように、グラス内には氷に似せたライトが入っており、曲の物語の再現性もさることながら非常に綺麗でした。
 どのカクテルもかなり甘めで僕には少々きつかったのですが、光と闇の童話のすみれの香りは非常に僕好みの心地良いものでした。

 しかし暁光の唄の甘さが、群を抜いて凄まじい!
 ノンアルコールという事もあり、ココナッツシロップの味が非常に濃く、一口飲んでギブアップ。残りは蒟蒻☆星人が美味しく頂きました。



そして生エリーゼ






実際はもっと大量に撮りました


 ――今回の遠征、決行の決め手となったのは、実はこのエリーゼ。
 元々僕が球体関節人形愛好家である事もさることながら、エリーゼは好きな人形作家の一人である陽月さんの作品なのです。それが展示されていると聞いて、黙っている訳には行きません。
 この為にわざわざ兄からデジカメを借りて来る(Myデジカメはアホの子な為)気合の入りよう。
 他の方の撮影の迷惑にならないように、わざわざ3回足を運んでまでエリーゼを撮りまくる僕はさぞかし不審人物だったことでしょう。
 いやぁ、しかし美しい。

 さて、そのエリーゼですが、近くで撮影しようと寄ると、
 『そこにロマンはあるのかしら?うふふふふふ……』
 ……喋った!!
 どうやらこの為だけに新しく音源を録った様子。携帯で録音している方もいらっしゃいました。

 また、ドールを持参してエリーゼと並べて撮っている方も。
 あぁ、その手があったかと思いつつも、流石に東京までMyドールを担いでくるわけにも行かず。……また来る事が出来れば、ちょっとやってみたいとは思ってますけど。


 最後に、店内の他の展示や、外の展示を。


歪な祭壇


グリコ 磔の聖女


井戸の、あるいは魔女の糸車


WC案内人(アクター舞台衣装)


墓標


簡単なお仕事


雪白姫と小人達


Revoさんのサイン


こんな連中を見かけたら、それが僕らです。

 食べ物は美味しく、展示も素晴らしく、非常に楽しかったです。
 財布に空いた風穴が予想以上に大きく、後日買い物をしようとした砂由紀が悲鳴を上げる羽目となるのは、また別の話。


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